ソラチカカードの還元率について考える
ANAマイラーにとって、ソラチカカードは最強のサブカードである。
その所以は、
ハピタスのようなポイントサイトで獲得したポイントを、ソラチカ経由でマイルへ移行すれば、90%の還元率が得られること
* ハピタス100pt = 100メトロpt = 90ANAマイル
にあるのだが、
一方で、決済手段としては魅力的でない、というのが一般的な評価だ。
* 100円につき1マイルの付与(1%還元)は、普通すぎる
財布に入れるまでもない、ポイント移行のためだけのカード、と認識されている。
ところが、以前指摘したとおり、東京メトロを活用できる人にとっては、この見方は正しくない。
なぜなら、ソラチカカードに付属するPASMOを利用して東京メトロに乗車した場合、乗車回数に応じてメトロポイントが付与されるからだ。
平日、通勤で東京メトロを使う人なら、片道5pt(往復10pt)獲得できる。
ICカード運賃 270円〜474円(片道135円〜237円の2倍)に対する還元率は2.1%〜3.7%、土休日なら3倍の6.3%〜11.1%だ。
とはいえ「メトロで得られるポイントは、たかが知れている」と思うかもしれない。
通勤で月20日利用して200ptである。休日を含めても、月300pt程度だろうと。
それはある意味正しいが、
同時に、日々の決済に電子マネーをどのくらい使うのかを考えてみよう。
我が家の例では、毎月約40,000円を電子マネーで支払う。(東京メトロ運賃を含む)
ソラチカカードでは、PASMOへのチャージでもマイルが加算される。
* マイル自動移行コース:1,000円につき10マイル
つまり、40,000円の利用で400マイル獲得できる。
先ほどの300メトロpt(=270マイル)と400マイルで、毎月670マイル獲得できる。
40,000円で670マイル、還元率は1.67%だ。
もちろん毎月の電子マネー使用額により、見かけの還元率は異なる。
30,000円なら、570マイル獲得で1.90%還元
50,000円なら、770マイル獲得で1.54%還元
いずれにせよ、首都圏限定ではあるものの、ANAマイラーが財布にいれる電子マネーを1枚選ぶなら、ソラチカカード一択、ではないだろうか。
ハピタスを使って、一緒にANAマイルを貯めよう。